2014年8月12日

顎関節症とは

実は「顎関節症」という言葉は通称で、正式名称は「頭蓋下顎障害」といいます。なぜこんな分かりにくい名前なのかといいますと、顎関節症が、原因のすべてがはっきりしない複雑な症候群であるからです。

顎関節症とは

【顎関節症の診断】
●顎関節や咀嚼筋の痛み
●口が開きにくい、または開かない
●顎の動きがスムーズでない(顎がガクガクする)
●口を動かすと関節音がする

上記の症状が一つ以上ある場合に顎関節症と診断されます。ただし、臨床的にはただ音がするだけであるとか、口が開きにくかったり、スムーズに動かなくても痛みや不快を全く感じない場合は、治療を見合わせることがあります。

当院が診る顎関節症

当院が診る顎関節症当院では、不良な詰め物や冠が引き起こした噛み合わせの異常が原因になっている顎関節症、また、Bruxism(いわゆる歯ぎしり)で咀嚼筋(顔の周りの顎を動かす筋肉)の痛みが生じている顎関節症を主に治療していきます。

院長は、大学病院時代に補綴学(入れ歯やブリッジによる歯の欠損を修復する学問)と共に咬合学(噛み合わせの学問)を専攻してきており、これらに直結する顎関節症の治療に20年以上も関わってきています。

顎関節症の治療方法

顎関節症の治療方法顎関節症の治療は、夜間装着するマウスピースを使用しながら、顎のゆがみを矯正したり、Bruxism(歯ぎしり)を防止することで症状を除去、緩和していきます。また、不良な詰め物や冠を、適切に作り変え、噛み合わせの垂直的な高さや左右のズレを解消することで再発を防止していきます。

※右画像クリックで拡大します

ブリッジとは

ブリッジは、歯を失った場合、両隣りの歯を利用して橋渡しをするように義歯をつける治療法です。この時、利用する両隣の歯を削る必要があります。非常に古くから用いられており、応用範囲や適応症も非常に広くポピュラーな方法です。

ブリッジとは

ブリッジ治療は優れた方法 ~誤ったブリッジ批判~

ブリッジに対する批判として「両隣の歯を削らなくてはならない」という点がよく挙げられますが、多くの場合、すべての歯が無垢(手つかず)で歯を欠損するということはまれで、両隣りの歯はなんらかの詰め物や冠が入っている場合が多いことや、また両隣の歯を削らなくてすむインプラント治療が、自費治療で逆に顎の骨を削らなければならないことなどから、コストパフォーマンスも含めすべてを考慮すると、ブリッジ治療が、世の中で言われているようなインプラント治療よりも劣っているという根拠はどこにもありません。

ブリッジ治療

ブリッジは他の治療法と同じように清掃やメンテナンスをしっかり行えば非常に優れた方法です。

互いを補完しあうブリッジ、入れ歯、インプラント

入れ歯治療も含め、ブリッジ、そしてインプラントは、それぞれが互いに利点と欠点を補う関係にあると言えます。

ブリッジが出来ない症例、例えば歯が多く抜けて両隣りに歯が存在しない時、また橋げたと橋げたの距離が長すぎて橋の強度が疑われるときなどの場合には、インプラントのメリットが最大限にその効力を発揮します。

ブリッジ治療

当院では、それぞれの患者さまのお口の中の状況、全身の状況、生活習慣や癖などに合わせてインプラント、入れ歯、そしてブリッジと、この3種類の方法のうち、どれが最も適しているのかを十分に時間をかけ吟味していきます。

歯列矯正治療例1

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歯列矯正治療例2

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歯列矯正治療例3

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