全身疾患の原因にもなる歯周病をていねいにケアします

歯周病は、昔で言う「歯槽膿漏」のことで、歯の周りにバイ菌が巣をつくって臭い膿が溜まり、歯がグラグラになる病気です。歯周病菌は10種類以上あり、これらの細菌がさまざまな全身病の引き金になることがすでにわかっています。

歯周病をていねいにケア

世界レベルで見た場合、歯周病学の研究は、おもに北欧学派(スカンジナジア学派とも言う)とアメリカ学派に分かれますが、圧倒的に合理的で治癒率が高い臨床研究は、歯科先進国である北欧で行われています。歯科先進国スウェーデンでは、日本に比べ驚くほど虫歯や歯周病が少ないのです。しかし、このスウェーデン式歯周治療は、日本にはまだ十分普及していません。

そこで当院では、日本の北欧学派の権威である元奥羽大学歯周病学講座主任教授で、現日本歯科大学の講師である岡本博先生が主催するThe Academy of Future Dentistry(未来歯会)の考え方を本格的に導入し、常に最先端の情報をアップデートしながらスウェーデン式「痛くない」「早く治る」「再発しにくい」歯周病治療法、メンテナンス法を実践しています。

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また、重症の歯周病で溶けてしまったあごの骨を再生する歯周組織再生療法にも力を入れています。骨を再生させる誘導薬剤(エムドゲイン)や最先端の人工骨(Nuros)移植法などを用いて、歯周組織の再生に成功しています。(すべての症例に使用できるものではありません。)

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エムドゲイン

歯を抜かない治療当院の歯周病治療の詳細はこちら ⇒ 「歯周病治療」
歯周組織再生療法 ⇒ 右画像クリックで拡大

歯周病と全身疾患の関係

悪玉菌である歯周病菌は、全身に運ばれてさまざまな悪影響を与えることがわかっています。

動脈硬化・心臓疾患歯周病と全身疾患の関係
歯周病の細菌が血管に入り込むと、その刺激によって動脈硬化を誘導する物質が出てきます。そして血管内にプラークと呼ばれる粘り気のある沈殿物が貼りつき、血液の通り道を細くして動脈硬化を引き起こします。

脳梗塞
血管内にできたプラークが、脳の血管を詰まらせて起こるのが脳梗塞です。ときには脳以外の部分にできたプラークが剥がれて脳の血管に運ばれ、そこで血管の詰まりを引き起こすこともあります。歯周病にかかっている方は、健康な人の約3倍も脳梗塞のリスクが高いと言われています。

肺炎
本来なら、お口から食道を通じて胃に運ばれるべき飲食物が、間違って気管から肺に運ばれてしまうことを誤嚥(ごえん)と言います。歯周病の細菌を含む唾液が誤嚥によって肺に運ばれてしまうと、肺炎を引き起こします。肺炎は高齢者の死因第1位です。

糖尿病
歯周病になると糖尿病が悪化し、歯周病の治療によって糖尿病も改善されるという相互関係を立証する調査結果が出ています。歯周病と糖尿病は、お互いに悪影響を及ぼし合う関係なのです。

関節炎・腎炎
さまざまな原因で起こる関節炎や腎炎ですが、大きな原因のひとつに細菌感染があります。関節炎や腎炎の原因となる細菌の多くは、お口の中に存在しています。この細菌が歯周病で体内に入り込むと、関節炎や腎炎を引き起こすことがあります。

骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨の密度が低くなり、骨がやせ細ってくる病気です。骨粗しょう症になると、歯を支えている歯槽骨の密度も低くなるので、歯周病が急速に進行してしまいます。

早産
妊娠中の方は、一般的に歯周病にかかりやすいと言われています。妊娠によって大量に分泌される女性ホルモンには、歯周病の細菌の増殖を促してしまうという作用があるからです。

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