インプラント治療

虫歯や歯周病などで失ってしまった歯を取り戻す最新の治療法として知られているインプラント。カウンセリングから外科手術、治療後のメンテナンスまで、院長が責任を持って行います。また、インプラントだけではなく、その方に合った最適な治療方法の提案もいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

インプラント治療

歯が抜けてしまったところに人工の歯を埋め込むインプラント治療は、ほかの歯に負担をかけずに天然の歯に近い使い心地と見た目を取り戻せると、注目されることの多い治療方法です。そのためインプラント専門の医院も増えてきましたが、そのぶん問題も増えてきました。その原因として、

●インプラント治療の前提として必須な歯周病治療の技術・経験が少ない
●かかりつけ医ではないので、メンテナンスに通いづらい
●インプラントに適していない生活習慣や疾患があるのにカウンセリングが不十分

などが挙げられます。特に歯周病を治療しきれないままインプラントを打つと、長持ちしないばかりか、インプラント周囲炎などの新たなお口のトラブルに見舞われるリスクがあります。

当院が目指すのは、お口の健康からはじめるQOL、生活の質の向上です。そこで、患者さまに下記のことをお約束いたします。

●しっかりとカウンセリングを行い、インプラント以外の治療も含めて検討する
●インプラントが長持ちするための生活習慣についても提案

インプラントは誰でも受けられるというわけではありません。インプラントをご希望の方は、カウンセリングにて判断いたします。

<インプラント治療が受けられない人>
・残っている天然の歯の周りの骨が歯周病で広範囲に溶けてしまっている症例
・メンテナンスが大切な治療であるため、定期的に来院できない方や歯磨きができない方
・喫煙される方(喫煙は歯周病の最大のリスクファクターです)
・全身疾患のある方(糖尿病、過度な高血圧症など)
・噛み合わせが不安定な方、歯ぎしりがひどい方

※これらを克服してインプラント治療を成功させる方もおられます。

インプラント治療を受ける前に

インプラント治療インプラント治療にも、もちろんメリットとデメリットがあります。詳しくは医院でも説明いたしますので、お気軽にご相談ください。

<インプラントのメリット>
・天然の歯とほぼ同じように噛むことができる(※感覚には個人差があります)
・見た目や着け心地が自然
・ブリッジと比較して、両隣の天然歯を削らなくてすむ

<インプラントのデメリット>
・外科手術が必要(両隣の歯を削らなくてすむが、インプラントを埋め込むため、あごの骨を削る必要がある)
・比較的、治療期間が長くかかる
・骨とうまく癒合しない場合がある、その場合は撤去が必要
・全身疾患などで受けられない場合もある

広範囲にわたるインプラントの埋め込み手術や特殊な難症例は、当院提携の口腔外科の手術専門医が手術を担当します。

インプラント治療の流れ

治療の流れ【STEP1】カウンセリング(CT撮影を含む)
まず、残存歯牙の歯周病の状態、噛み合わせ、顎関節の状態、生活習慣を複数の経験豊富な歯科医師が考慮し、インプラント治療が可能かどうかを判断します。インプラントの適応症ならば、次にCT(Computer Tomography)を撮影し、術前に必ずインプラントを埋め込む部位の骨の幅、高さ、骨質を計測し、埋め込むインプラントの直径や長さを検討します。また、その時点でもご希望をしっかりと聞き、インプラント以外の方法についても合わせて考えていきます。

失われた歯の数や位置を確認し、綿密な治療計画を立てます。ここでは、当院で行っている一般的な方法(2回法)を紹介します。

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【STEP2】インプラントを埋め込む手術
外科手術により、インプラントを埋め込みます。手術後は普通に過ごしていただけますが、安静にしていただく方が好ましいです。

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【STEP3】治療期間
手術の2~4か月ほどで、インプラントと骨がしっかりと結合します。

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【STEP4】歯肉を開く手術
2回目の外科手術で歯肉を開き、人工の歯を取り付ける準備をします。

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【STEP5】人工の歯を製作・装着
歯肉の回復を待って型を取り、冠(差し歯)を作ります。形や色味を患者さまに合わせて製作するので、自然な見た目です。できあがった義歯を、インプラントに取り付けます。

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【STEP6】経過観察と定期検診
せっかくインプラントを取り付けても、毎日のケアや定期的なメンテナンスを行わなければ長持ちしません。取り戻した第2の歯を長持ちさせるためにも、歯肉の状態や緩みが起きていないかなど定期的にチェックを受けましょう。

2次手術不要のインプラント【オガ・インプラント】

オガ・インプラントインプラント治療のデメリットに「治療期間がかかる」というものがあります。間を開けて2度の外科手術を行うのが、治療期間がかかる理由です。骨とインプラントを強く固定させることなどを考えると、多くの患者さまには適した手術方法です。

しかし、お急ぎの方には2次手術不要の「オガ・インプラント」という方法もあります。麻酔をかけて上からインプラントを埋め込むのと同時に、差し歯を取り付ける方法です(抜歯を伴う場合にも、同日に処置が可能)。

<オガ・インプラントのメリット>
・治療期間が短縮できる
・患者さまの精神的負担が少ない
・20年以上の長い臨床経験を持つインプラントで信頼度が高い

※ただし適応症の判断が難しく、治療箇所や状態によって受けられない場合がありますので、一度ご相談ください。

【増骨手術】他院でインプラント治療を断られた方へ

増骨手術虫歯や歯周病が原因で歯が抜けてからしばらく経ってしまうと、その場所のあごの骨が薄くなってしまい、インプラント治療を断られてしまうことがあります。

そんな患者さまでも「増骨手術」であごの骨を補うことによりインプラント治療が可能となる場合がありますので、一度ご相談ください。

短い手術時間で負担を軽減
従来の増骨手術では、骨補填材と人工膜を埋め込み、ピンで留めていました。それが、新しい骨補填材「ニューロス」なら、水と交わるとすぐに固まり骨のように硬化するので、人工膜やピンが必要ありません。そのため、以下のようなメリットがあります。

●手術の時間が短くなる
●治療にかかる金額が少なくて済む
●感染症のリスクが減る

インプラント体(人工の歯根部)

インプラント体(人工の歯根部)当院で使用しているインプラント体は、生体組織をサポートできるアストラテック社のものを使用しています。このインプラント体を使用することで、施術後にもあごの骨が減らないようにすることができます。

まずは、お悩みをご相談ください

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