皆様、虫歯などお口の病気って、突然襲って来たりするのでほんとうに嫌ですよね。
そして、痛くなったときに、すぐに対応してくれて、自分の口の中の状況を把握してくれている先生が処置してくれる。そんな状況を普段からつくっておきたいものです。
でも、歯医者ってたくさんあるし、どこに行けば、そんな先生みつかるの?と思われる方もいらっしゃるしょう。
そこで、お知らせいたしますと、現在歯科保険医療制度では、厚生労働省が決めた基準のもと
「かかりつけ歯科医強化型歯科診療所」を名乗ることが許されています。
しかしながら、この厳しい基準をクリア出来る歯科医院はそう多くありません。
東京都、千葉県にある約15000軒の歯科医院のうち、8~9%しかありません。
千葉県全体でも297軒しかないのです。
患者様が歯科医院を選ぶときの最後の決め手は、やはり家族、友人などの「口コミ」に頼ることが多いようです。
でも、ネットの口コミなどだとどこまで信用してよいのやらと思われる方もあるでしょう。
そこで、厚労省では、平成28年から多くの厳しい施設基準を設定して、ある意味、医療サービスを提供する側である歯科医院の差別化を始めたのです。
その基準をすごく簡略して言うと、
・高齢者の訪問診療や乳歯の治療をしっかりやっている
・地域の病院などと直接連携しあって、貢献している
・院内感染や救急対応にしっかり対応出来ている
・関係する研修などにしっかり参加している
などが定められ、過去のデータからチェックされます。
当院はもちろん強化型歯科診療所ですが、私が言うのもなんですが、かなり厳しい基準ですし、これから、もっと厳しく改定が進んでいくものと考えています。
なぜなら、「かかりつけ医」を名乗る以上は、歯科のあらゆる分野における様々な知識、技術、経験を持ち、また、それを発展させ、努力する姿勢がなくてはならないし、それなしに各年齢層の様々な状況に対応出来ない、またしっかりと対応することを国民の皆さんが求めているということなのだろうと日々診療していて、ひしひしと感じるからなのです。
どれ一つ同じ虫歯や歯周病はないし、年齢や生活環境も違う中で、自分の得意なある分野のある処置だけを掘り下げるなどという態度は、完全に時代遅れになってしまったのです。