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2016年4月20日

九州地方 震災時 歯科豆知識

九州地方の群発地震被災者の方々に置かれましては一日も早い日常への復帰を願うばかりです。

私も3.11の時の時に非常なる強い揺れを余震とともに断続的に経験しましたが、本震よりも余震のほうが恐怖が倍増したことを思い出します。
さて、災害のストレスで歯が痛くなることがよくあります。それは、恐怖ストレスでおもに睡眠中で無意識にギューっとかみしめをやってしまうからです。
人間は強いストレスにさらされると、特に睡眠中で食いしばりの量や強さが増加することが知られています。その強さは瞬間的に歯を砕いてしまうこともあります。

あの3.11の大地震の直後では、私の医院に歯が痛いと来院されてもむし歯が見つからない患者さんが20人は来院されました。私はすぐにこれはかみしめのせいだ!と気が付いて、咀嚼筋にレーザーをあてたり、蒸しタオルなどで筋を温めてリラックスさせることで1本も歯を削ることなくしのぎましたが、被災のさなかの混乱ではあやまって歯を削られてしまう危険も無きにしも非ずです。
被災されたかたは、歯が痛くなっても、今一度、よくお考えください。虫歯は冷たいものや熱いものなどでキーンとしみるのが主な症状です。
肩や首のコリなどとつながっているような重苦しいジーンとした痛み(歯と言うより顎の痛み)は、かみしめで歯の周りの組織や咀嚼筋の疲労が原因になっていることが考えられます。それは一般的には耐えられる痛みなので鎮痛剤などを飲めばかなり改善されます。
さらに逆に鎮痛剤があまり効かず、噛んだらズキッっとするような場合、歯周病や根の病気が疑われますのでご注意ください。

さいごに、避難生活の方々では、入れ歯を入れて家を出るのを忘れてしまうことがよくあるようです。当然です。
しかし、許可なく家に取りに帰るのは絶対にやめましょう。家が崩れることがあります。大変でしょうが、近隣の県などから、入れ歯応急製作の歯科医がくるのを待ちましょう。
食事は小分けにして残っている歯でゆっくりと普段の倍の時間をかけて咀嚼してごっくんと飲み込むことをお勧めします。急いで食べる、とくに汁気のものと一緒に良く噛まないで胃に流し込むのはやめましょう。むせの原因になり、避難所の衛生状態が悪い時などでは、感染の機会増やしてしまいます。高齢の方では肺炎などになると大変なことになるので、ご注意くださいませ。
以上が災害時における歯科豆知識になります。
いち早く日常生活に戻られるよう心より祈っております。

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たかはし歯科医院
院長 歯学博士 鷹橋雅幸

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